すべてのドラム&ベースのファンが大好きなトラックでしょう。誰もが理解できなかったのは、この曲の中で使われている”Reese”サウンド、つまり唸るようなシンセサイザーサウンドがどのように作成されたのか、ということです。おそらくE-MUサンプラーのZプレーンフィルターで処理されていたかもしれません。
このReeseサウンドは「Nasty Ways」、「Take My Life」、「Love Is Not a Game Remix」、「Bambaata Remix」など、さまざまなトラックで使用され、そのバリエーションは「Tudor Rose」や「Go Dillinja」でも使われました。
このReeseサウンドがおそらくドラム&ベースで作られた中で最もクールなサウンドであると言っても過言ではありません。そして1998年にはブリットポップがエアウェーブに溢れていた時期に、Dillinjaのような人物がアンダーグラウンドでレコードを売ることなどにまったく無頓着で、よりクールなものを制作していたと考えると、それは狂気に思えます。
Tracklist
A. Hard Noize
AA. Fluid